コラム
新型コロナウイルス感染症の影響はゼロではないものの、ようやく収まりが見えてきたように思います。この数年間でコロナ禍を日本は経験することになりましたが、これは高齢者における“フレイル”と関連があります。
我々は2020年から2021年の1年間、高崎市内の民生委員様方の協力を経て、コロナ禍のフレイルに関する調査研究を行いました。
その結果、コロナ禍では短期間でフレイルに移行し易いことが分かり、感染症のない平時よりも健康管理には留意する必要がありました。また、このコロナ禍で新たに物忘れが増えた方の多くで、歩く速さが遅くなったことや、体調が悪い時の相談相手がいなかったが分かりました。つまり、認知機能は身体機能や人間関係とも関連する事を示しています。人との接触機会を減らすことことで感染症拡大の防止を試みてきたわけですが、その弊害があることを認識しておく必要があります。
この感染症を無事に乗り超えられたかどうかは、まさに今、健康状態に問題がないことに他なりません。フレイルは改善を試みたり、悪化を防止したりすることが可能です。自身のからだや健康にこれまで以上に関心を持ち、本来の生活を取り戻したいものです。
地域住民の方向けに作成したパンフレットも参考にして頂ければ幸いです。
(以前のコラム参照:
https://minamioorui.kendai-clinic.jp/topics_main.php?t_no=201&fm=renkei_list&p=1&backcate1=4&backcate2=)
篠原 智行
(高崎健康福祉大学 保健医療学部 理学療法学科 教授)
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