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2023-12-06 秋に気をつける骨折、けが

 秋はスポーツが楽しい時です。ただ、この時期に気を付けなければいけない外傷を挙げてみました。

【疲労性骨折】
夏から秋にかけて中学一年生、高校一年生によく見られます。進学して運動部の部活をはじめて、パフォーマンスが高く、レギュラーに期待される子供たちです。お兄さん、お姉さんについていこうとして過度な持続性運動負荷を続けると膝周囲の骨折が起こります。うさぎ跳びの腓骨骨折は有名です。運動を止めれば治るし、治れば更に強い骨になります。骨折しても骨は変形しません。痛みを訴えたらXPの撮影で確認しましょう。

【アキレス腱断裂】
秋の運動会シーズンの若いお父さん、お母さん、子供の前で「昔取った杵柄」、なんて張り切って急に走ると危ないですよ。走る前に、十分にストレッチとウオーミングアップをしてください。若いころの運動に自信のある皆さん、要注意です。

【骨盤骨折】
柿の実るころ、柿の好きな皆さんは要注意です。柿の木は特に折れやすいと思ってください。1mくらいの高さで落ちても大したことはないと思ったら大変です。お尻から落ちると簡単に骨折します。骨盤の骨を骨折するとお腹の中に大量の出血をします。外に血が出ない分、軽傷と思われがちですが出血のために命を失う可能性があるものです。命と柿とは比較になりません。柿の木に登るのはやめましょう。

 日々の運動は健康にとても良いものです。群馬県もアプリ「G-Walk+」で歩くことを奨励しています。けがに気を付けて体を動かして楽しい日々をお過ごしください。


【執筆者】
高崎健康福祉大学 保健医療学部
学部長 渡邊秀臣


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