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コラム2022-05-11 【コラム:わたしたちの医療介護連携 】第4回「作業療法士としての意思決定支援~訪問看護において~」作業療法士会


呼吸リハビリも実施します


調理活動もリハビリの一つです

【コラム:わたしたちの医療介護連携 】
第4回「作業療法士としての意思決定支援
      ~訪問看護において~」


『作業療法士って何する人?』
この問いに答えられる人は医療職の中でも少ないかもしれません。当事者である作業療法士が答えたとしても全員が別のことを答える可能性があります。それくらい作業療法士は様々な領域に関わる仕事をしています。


 訪問看護ステーションに在籍する私が答えるとするならば「生活を提案する仕事」というのが答えの一つになります。


 訪問看護ステーションの対象者には小児、呼吸器、難病、終末期、高齢者と様々な対象者の方がおられます。ご自宅におられますのでこちらは常にお邪魔させて頂く立場になります。


 例えば筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患う方に自助具のスプーンが必要であることを提案しても決定するのはご利用者様です。「まだ普通のスプーンで食べられるので大丈夫です」、「早めに使った方が筋肉への負担も減ります。道具に慣れることも大切ですよ。」といった会話をスプーンに限らず介護ベッドや生活に必要な福祉用具についても提案やお試しを繰り返します。その方が必要と感じたタイミングでいつでも導入できる準備をすることが重要になります。


 常に対象者の生活状況を考え、提案・提供できる準備を保健師、ケアマネジャーはじめ多職種としておくことが生活期に従事する作業療法士には必要であると考えています。


 リハビリ内容でも個人個人の目標に合ったプログラムを提案しお互いが納得しながらリハビリを実施することで在宅ならではの利用者様の笑顔に出会えることも在宅リハビリならではの醍醐味になっています。




執筆者 
小林綾作(一般社団法人群馬県作業療法士会)

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相談センター南大類のご案内
 
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