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2022-02-07 介護予防とフレイル・サルコペニア

  フレイルとは、加齢によって弱った状態(虚弱)を意味し、健康な状態と要介護状態の中間点を指します。そして、フレイルの原因の1つである筋肉が減少したり筋力が低下したりした状態をサルコペニアといいます。サルコペニアに陥ると活動量が低下し、活動量が低下することで食欲が低下し、食欲が低下することで栄養状態が悪くなり(低栄養)、栄養状態が悪いとますます筋肉が減少し筋力が低下するという悪循環に陥ってしまいます。これをフレイルサイクルといいます。


 そしてフレイルは、こういった低栄養や活動量低下などの「心身の衰え」だけでなく、孤食や人とのつながりの減少、社会生活の不参加など「社会性の衰え」と、気力の低下や抑うつ、認知機能の低下などの「心理的な衰え」の、3つの要素の低下によるものと考えられています。


 食べる喜びは元気の源です。しっかり栄養を取って栄養状態を改善し、活動的に生活することがフレイル予防にはとても大切です。また、高齢になり足腰が弱って(サルコペニア)転倒しやすくなるのを予防するために、リハビリテーションを行った場合も栄養状態の良し悪しでその効果に差が出てきます。栄養状態が悪いとリハの効果が低下するのです。


 体力を維持するための、または栄養状態を改善するための食事で大切なのは、いろいろな食品を摂ることです。「さあ、にぎやか(に)いただく」ことを意識してみてください。「さ(魚)」「あ(油)」「に(肉)」「ぎ(牛乳)」「や(野菜)」「か(海藻/きのこ)」「い(芋)」「た(卵)」「だ(大豆食品)」「く(果物)」の10食品のうち、5個以上の食品を毎日摂るようにしましょう。特にたんぱく質食品の魚・肉・牛乳・卵・大豆食品は、毎食食べることが重要です。


  フレイルは、適切な治療や予防で要介護状態になることを防ぐことができます。まずは、しっかり栄養を摂ることから始めてみてください。



執筆者 竹内真理(高崎健康福祉大学健康福祉学部健康栄養学科 准教授 管理栄養士)
連 載 「介護予防のぴんころ飯」上毛新聞TAKATAI(3か月に1回) 

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