コラム
頭の中の処理や感じ方が特有である「発達障害」のある方がいらっしゃることを前回のコラム(1人で悩まないで!「発達障害」について)でご紹介いたしました。今回は発達障害のある方の感じ方について取り上げたいと思います。
発達障害のある方の中には、その方特有の「見え方、聞こえ方、感じ方」がある場合があります。たとえば、耳から入ってくる音に対して過敏さをもっている方がおられます。これを「聴覚過敏」と言ったりします。多くの人にとってはそれほど気にならない音に反応してしまうのです。たとえば、スーパーマーケットに買い物に行ったとしましょう。たいていの方は、他のお客さんがいればその話し声や店内で流れている音楽にのみ気がいくかもしれません。聴覚過敏のある方は、それ以外にも野菜売り場の棚に設置されている冷風機から風が吹き出している音、買い物用のカートのタイヤが回る音、他のお客さんが歩く音などの音を拾って反応してしまうことがあります。しかもそれらの音がいっぺんに耳に入ってしまうこともあるようです。この他にも、味覚、嗅覚、視覚、触覚においても特有な感覚をもっている方がおり、そのような特有さが社会生活を送りにくくしているようです。
川崎フロンターレの公式YouTubeに「感覚過敏の疑似体験」(https://www.youtube.com/watch?v=6MW04Kfi9oQ)という動画があります。
時間があるときにのぞいてみてください。
発達障害のある方の感じ方を垣間見れると思います。
【執筆者】
五十嵐一徳 准教授(高崎健康福祉大学 人間発達学部 子ども教育学科)
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