お知らせ
令和5年度 第回在宅医療・介護連携推進事業研修会「今こそ必要な!進行する指定難病の理解、意思決定支援の心構えと多職種との連携」の研修会を開催しました。
前半は「指定難病と筋委縮性側索硬化症」についてのミニ講義、後半は事例提供者が提供した事例をもとに事例検討会をおこないました。事例検討では、「筋萎縮性側索硬化症の事例から考える難病の意思決定支援と多職種連携を考える」と題して、参加者が14のグループに分かれてグルプワークをおこないました。
【開催日】
令和5年11月27日(月)14:00~16:00
【講師】
高崎健康福祉大学訪問看護ステーション
新井 明子 先生(看護師)
【事例提供者】
ハグハート訪問看護ステーション
阿部 忍 様(看護師)
【参加者】
お申し込み者 81名 /参加者 69名
【参加者資格】
介護支援専門員 48 名、看護師 9名、保健師 3名、ソーシャルワーカー 5 名、
リハビリセラピスト 1 名、薬剤師 1 名、介護士2 名
【研修スケジュール】
講義及び事例説明(25分)
事例検討会 グループワーク(50分)
発表(10分)
講師によるまとめ(20分)
グループワークの終了後、各グループに話し合いの内容を発表していただきました。
その後、事例提供の阿部様からは本事例をこのように振り返りました。「専門職からの支えがあってAさんが自己決定したり、苦しみを表出してくれたり、それを受け取ってスピリチュアルなことを支えたりAさんの意思決定を支援していくことができたのかなと思う。自分たち看護職だけではなく、ケアマネさんをはじめとする多職種がいてこそのケアだったと感じました。」
講師の新井先生からは、「Aさんの思いの根底を探ることが大切です。医療処置は、延命処置ではなく、症状に対する緩和ケアであることを伝える必要があります。正しい情報を伝えることが意思決定を支援することになるので、とても大事なことです。グループからの意見でもありましたが、折に触れて話し合いの場を設けること、ご家族・支援者が同じ方向を向いて支援することが大切です。ご本人がどう選択したのか?過程を大切にし、家族と意見が異なる場合は、対話する機会を持ち、意見をまとめていくこと、専門職が入って、ともに考えていくこと、根気強く付き合うことが必要です。」と本研修を締めくくりました。
参加者からは、「どうやって生きていくかを言葉にし、実現するためのプロセスの難しさを感じました。年齢が若く、将来まだやりたい事がある方、高齢者の死生観の大きな違いを改めて学ぶことができました。」「研修を通して、あらためて難病の方のケア・支援の難しさを感じました。本人・家族に寄り添い、一緒に悩みながらその都度、その都度、乗り越えていきたいと思いました。」など、多くのご意見・ご感想をいただきました。
次回は、2/6(火)「超高齢社会の「お口の災い」に立ち向かう!歯科と栄養の取り組みと医療介護連携」です。
お申込みは12/22~開始します。ぜひ、お申込みください!!
主に医療介護関係職種の方の相談をお受けしています。
相談への対応は看護師、社会福祉士がお答えします。
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