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介護福祉士は、身体や精神の障害があることによって日常生活に支障のある方（利用者）に対して、
「その人らしい生活」を支える専門職の国家資格です。
具体的な仕事には、①生活支援、②社会活動支援、③相談・助言、④身体介護などがあります。①の生活支援では、利用者が自分で行うことが難しい衣服の整理や調理といった家事などを行います。②社会活動支援では、介護が必要な利用者が自由に動けないなどの理由により身近な人間関係から孤立してしまう場合に、その人と他の人の間を取り持つなど、社会の一員として穏やかで安定した生活が送れるよう支援します。③相談・助言では、利用者や介護をしている方などへの助言や、介護に関する相談などを受け付けます。より良い介護の方法や、利用者の自立した生活のための適切なアドバイスを行います。④身体介護では、食事や入浴などの日常生活を送るための様々な動作を、利用者のそれぞれの症状や環境などに応じてサポートします。以上のように介護福祉士は、日常生活を自分ひとりで送ることが難しい利用者の生活全般に関わる広範な仕事をしています。
出典：群馬県多職種連携推進協議会（2019）いつまでも自分らしく…地域包括ケア…，p.24－25.

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まずは、介護保険制度や高齢者の保健福祉でお困りなら、お住まいの地域の市町村の担当課（介護保険課など）へご相談ください。
地域包括支援センターと呼ばれる、地域の相談窓口（高崎市⇒高齢者あんしんセンター）には、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）、ケアマネジャー・社会福祉士・保健師が在籍しておりますので、悩み事や心配事の相談の解決方法を提案してくれます。
また、病院に入院している場合には、医療ソーシャルワーカーに相談を受けることもできます。
それ以外にも、さまざまな団体でも介護相談を受け付けておりますので、困ったときはお早めにご相談されることをお勧めいたします。

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本会は、介護福祉士の職業倫理及び専門性の確立、介護福祉に関する専門教育及び研究の推進並びに 介護に関する知識の普及を図り、介護福祉士の資質及び社会的地位の向上に資するとともに、県民の福祉の増進に寄与することを目的に設立されました。
2007年の社会福祉士及び介護福祉士法改正では、「社会福祉士又は介護福祉士は、社会福祉及び介護を取り巻く環境の変化による業務の内容の変化に適応するため、相談援助又は介護等に関する知識及び 技能の向上に努めなければならない」と資質向上の責務も加えられました。介護福祉士の資質向上を目指す職能団体としての介護福祉士会の役割は、ますます大きくなってきています。

介護福祉士は、 介護保険施設（特別養護老人ホームなど）や障害者支援施設などの入所施設サービスや通所介護（デイサービスセンターなど）や訪問介護（ヘルパーステーション）などの在宅サービスで 介護業務に携わっています。また、介護福祉士としての専門性を活かして、相談業務や教育などの業務に従事する人もいます。
群馬県介護福祉士会は、新たな時代の福祉ニーズを見据えながら、介護福祉士が生活を身近で支える専門職として、より質の高い介護福祉サービスを提供するために 、一人ひとりの知識や技術、倫理観や人間性を高めるための研修開催、就労促進等の活動を行っています。また、群馬県民すべての福祉の向上に貢献できるよう、県や市町村、関係団体等と連携・協力を図り、地域の特性を活かした活動にも力を入れています。今後も県内における地域包括ケアシステムを推し進めつつ、介護福祉職がやりがいや誇りをもって働き続けられるよう活動を行ってまいります。今後とも、多くの皆さま方のご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。