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2022-06-01 車イスの方もいちご狩りに行ってみませんか

このコラムが出る頃には、県内のいちご狩りはほとんど終了していることでしょう。なぜ?
・いちご果実の基になる花芽ができない
・果実が生っても酸っぱい
・次のシーズンに向けた準備で農家の方々が忙しい

などが挙げられます。それではいちごが一番おいしい時期はいつでしょうか。
 それは一年で最も寒い時期です。1月上旬から2月上旬の、いわゆる寒の内と呼ばれる頃です。なぜ?
 通常いちごは赤く色づいてから収穫します。この色づきは気温が高ければ早く、気温が低ければ遅くなります。一方、いちごのおいしさの基となる糖分は時間とともに増加していきます。すなわち、気温が高い時はまだ糖分が蓄積されないうちに収穫となり、気温が低い時は糖分が十分に蓄積されてから収穫されることになるからです。
 ところで、最近のいちごは高設栽培と言って高さ1m程度のベンチの上で栽培されることが多くなっています。これは立ったままいちごの植付けや収穫が出来るため、楽に作業ができるからです。加えて、この方式なら車イスに乗った方でも楽にいちご狩りが出来るのです。

これまで車イスだからと躊躇されていた方々も積極的にいちご狩りに出かけてみてはいかがでしょう。でもその前に、以下の点を確認して下さいね。
・駐車場から温室の中までバリアフリーになっているか
・車イス用のトイレはあるか
・車イスの場合、同時に何名まで入れるか
などなど。

 最後に、いちご狩りでたくさんおいしく食べるコツをお教えしましょう。まずは、練乳をつけずに食べます。おなかが一杯になって来たなと感じたら、練乳をつけて食べます。これを逆にすると、練乳がなくなった時点でイチゴが食べられなくなります。一度試してみて下さい。


荒木 陽一(高崎健康福祉大学農学部 教授、荒木技術士事務所 所長)

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